仕事以外のこと
金屋町inさまのこ
9月になりますが、金屋町へ行ってきました。
というのも最近、高岡市の伝統工芸に携わる方達とお知り合いになれたことが大きいかもしれません。この日も何人かの方の顔を見ることができました。
仕事でも高岡市の観光のサイトを運営させてもらってますので、自分がまず知らなければと思いながら数年が経ってしまってました。
さて、そういったわけで、シルバーウィーク中に「金屋町inさまのこ」へ足を運びました。
こういった金屋町関連のイベントは町の方々と、富山大学芸術文化学部の学生達が、頑張って運営しています。若い人が伝統工芸に関わっているのは見てても嬉しくなります。
KANAYAというアンテナショップ？のようなお店に入ると、錫のぐい飲みを作る体験をやってました。
溶かした錫を砂型に入れる鋳造では無く、ハンマーで叩いて形を作る鍛金です。
丸い錫製の板を渡されて、ひたすら叩きます。
そのあと、お椀のような木型に鈴を入れて叩きます。ただ叩けば良いのではなく、少しずつ叩いて曲げるのがコツのようです。
余談ですが、他のデザイン関連のイベントに来ていらした松永真さんが、ふらっと店内に現れてびっくりしました。
この曲率の違うお椀みたいな型を変えて叩きます。３つ目でようやくぐい飲みの形に近くまでひたすら叩きます。作業中の写真を撮ってもらいました。できあがるまで30〜40分かかりました。筋が良いと褒められたんですよ！
やっと形になりました！どうですか？もう飲みたくなっています 笑
お店の中には、タカタレムノスさんの「15.0％」が置いてあったので買ってみました。かちんこちんのアイスクリームも熱伝導率の高いアルミ製なので「さくっと」食べられる逸品です。インターネット販売でも品薄の人気商品なんですよ。
先日、デザインをされた寺田直樹さんと、お話しする機会がありました。ものすごく良いお話を聞くことができました！
その他では学生達が作った灯籠が町のあちらこちらに置いてあります。50mmの単焦点レンズを持っていたので撮ってみました。明るいときはこんな感じです。
暗くなる・・・少し前、トワイライトゾーンにはこういった色になります。こうやって見るとノイズが酷いですね 笑
本格的に暗くなると幻想的に見えます。身も蓋もないですが、この灯りはレストランのテーブルライトに使われているLEDなので安全です。
ゆらゆらして見えるので、本当の蝋燭みたいです。
そうそう、タイトルにもある「さまのこ」というのは、昔ながらの格子戸のことです。私が小さい頃はどこにでもある風景でしたが、最近では少なくなりました。
そして仕上げは、その足でいつもお店でぐい飲みの使い心地を確認しました！自分で作ったぐい飲みは格別です！こんなに美味しいとは。
これで1,500円ですから安い物です。このぐい飲みはたぶん吟醸酒しか入りません 笑
もともと「図工男子」であった自分なのに、いつの間にか鉛筆を持たなくなり絵を描かなくなりました。「手で物を造る」という、基本に戻れたような気がします。
今後も、こういった高岡市の伝統工芸に少しでもふれあっていきたいと思います。ありがとうございました！
